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App Storeにエロアプリはなぜ無いのか?

App Storeにエロアプリはなぜ無いのか?

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(まとめ記事:)


概要

App Storeにエロアプリはなぜ無いのか?
少し前に「Google Playにエロアプリが無いのはなぜか?」という記事を書きましたが、今回はApp Storeのエロアプリはなぜ無いのか?
その理由とGoogle Playとの違いを書いていきたいと思います。

アプリ開発の厳しい規約

規制が厳しいことで有名なApp Storeですが、それではどんな開発規約があるのでしょうか?
エロアプリ・ゲームに関する一部の規約だけですがまとめてみました。

    15.暴力
  • 15.1: 人間や動物に対するリアリスティックな暴力画像は拒否。
  • 15.2: 子供に対する虐待表現は拒否。
  • 15.3: ゲーム内の敵キャラは、特定の人種や文化、実在の政府や企業等をターゲットにしてはならない。
  • 15.4: 武器の違法な使用を奨励するような用途で、武器をリアルに描写してはならない。
  • 15.5: ロシアンルーレットを含むアプリは拒否される。

    16. 不快なコンテンツ
  • 16.1: 過度に不快だったり下品なコンテンツは拒否。
  • 16.2: ユーザーを不快にしたり怒らせることを主目的としてアプリは拒否

    18. 写真
  • 18.1: ポルノ写真、即ちWebstasの辞書で定義される「明確な説明が無く、性的でエロティックな扇情的に感情を刺激するもの」に含まれるものは拒否。
  • 18.2: ユーザーがポルノに遭遇する可能性の高いCGMコンテンツ(チャットルーレット等)は拒否。

意訳が入っているものの、これだけ見ると結構当たり前なことを書いてある気もします。
とはいえ、上記の規約はあくまで全体の一部で、この他にも多くの規約があり、その厳しさがわかります。

この規約に触れているとAppleが判断するとApp Storeからrejected(拒否)され、削除されます。

この規約を厳密に運用し始めた時期にはApp Storeから”水着姿や半裸の女性の画像を含むアプリ”など5000以上のアプリが削除され、水着販売業者が配信しているカタログアプリも削除されました。

ワールドワイドプロダクトマーケティング担当上級副社長 フィリップ・W・シラー氏(Philip W. Schiller)は「開発者のことは気にかけているが、子供や保護者のニーズが優先だ」と過去に発言していたようですね。

裁判沙汰の多い海外では特に、市場の「健全性」を気にしているようにも見えます。

Google Playとの違い

現在スマートフォンはiOSを搭載したiPhoneを販売するAppleとGoogleが開発したOS、Androidを搭載した携帯の2種類に分けられます。

Appleに続くように最近ではGoogleやGoogle Playの規制も厳しくなってきました。
それではこの2社のストアに違いはあるのでしょうか?

承認スピードの違い

    App Store
  • リリースのみならずアプリのアップデート時にも煩雑かつ時間が掛かる。

    Google Play
  • 簡単かつスピーディで戦略的に動きやすい。

多種多様のアプリが溢れている今、承認が遅ければ遅いほど他のアプリに埋もれ、ユーザーに認知されるまでの時間が増えてしまいます。

アプリ開発にはコストが掛かり、宣伝広告をしようものならそのコストは更に掛かります。
承認までに時間が掛かるということは、少なくとも承認されるまではそのアプリでは利益が出ないということです。
「Time is money.」とはよくいったものですね。

しかし、近年ではGoogle Playも規制の強化に伴って承認スピードが落ちてきており、広告費で稼ぎたいアプリ開発者にとってGoogle Playは楽園ではなくなりました。

ランキングアルゴリズムの違い

    App Store
  • ダウンロード数だけを重要視する傾向にある。
  • 現在の無料アプリランキングは、リワードランキングになっている。

    Google Play
  • ダウンロード数だけでなく、ユーザーの注目度が高く、アクセス数の多いアプリを紹介する。

App Storeの場合、厳しい承認を通過した上でダウンロード数が上位ということは、少なくともクオリティに期待ができるアプリということです。
安全性が高いのもメリットとしては大きいです。

反面、用途と目的を絞らないと大量にあるアプリの中から探し出す必要があります。
ということは、暇潰しで目的も無くApp Storeに接続するユーザーは少ないということです。

App Storeに接続するユーザーが少ないと新作アプリが認知されるまで時間が掛かるというのはアプリ開発者にとっては悩みどころですね。

iPhoneでエロアプリをするには?

これで、上記などの理由によりApp Storeにエロアプリが少ない理由が分かったと思います。
次に、iPhoneでエロアプリをプレイする方法を紹介します。

iPhoneでエロアプリをするには主に2つの方法があります。

ブラウザゲームでプレイする

現在、ブラウザゲームは増え続けており、スマートフォンでもWEB上でプレイできるエロアプリが増え続けています。

DMM.comやにじよめ、TSUTAYAオンラインゲーム R18ではiPhoneにインストールしなくてもプレイできるブラウザエロアプリが配信されており、それ以外にもアダルトコンテンツがiPhoneでも楽しめるようになっています。

一部を除き、ブラウザエロアプリはiPhoneにインストールする必要がないので、App Storeでの削除を心配する必要がありません。

外部マーケットからダウンロードする

HBOX.JPやLIAPP、萌えAPPなどの外部マーケットから購入する方法があります。
iPhoneにインストールすることでPC版から移植されたエロゲーなどをiPhoneでプレイすることができます。

主な方法としては、各外部マーケットからダウンロードアプリをiPhoneにインストールしてから、各エロアプリを購入した後、iPhoneにインストールを行います。
そこそこ容量を必要とするので、容量に余裕の無い場合は不要なアプリを事前に削除などをして容量を空けておきましょう。

価格帯は、ワンコインで買えて手軽にプレイできるミニゲーム的なものから2,000円~5,000円で充実した内容のエロゲーなど様々です。

外部マーケットの情報は「エロアプリ取り扱いサイトまとめ」にて紹介しています。

「エロアプリ取り扱いサイトまとめ」

厳重な審査をくぐり抜けたエロアプリ

Hな女の子
いくら厳重な審査でもそれをくぐり抜けたアプリはあるもので、一時期「Hな女の子」というエロアプリがApp Store無料ランキング1位になったことで話題になりました。

アプリ内の「Hなお話」を規定数まで既読状態にし、他のアプリをダウンロードするなどの条件を達成後に解放される女の子との会話で「はい」か「いいえ」で正解すると、どうみ見ても削除待ったなしの画像が見れるというもの。

ゲームデータをアプリダウンロード後に外部から取得する手法を取っていたことで、App Storeの審査をくぐり抜けたようです。
現在ではApp Storeからは削除されていますが、一度でもインストールしてしまえば後は外部から取得するので削除後も遊ぶことが可能なようです。

Androidの場合は、Google Play以外にも非公式マーケット(DMM.comやHBOX.JPなど)からダウンロードできますが、iOS端末ではApp Store以外からダウンロードできないため、こういった回りくどいエロアプリが作られたのでしょう。

まとめ

「Google Playにエロアプリが無いのはなぜか?」を見てもらうと分かるように、App StoreとGoogle Playのどちらにもメリット・デメリットがあります。

クオリティを取るか、エンターテインメント性を取るか。
アプリ開発者も、ユーザーも悩む要素で困りますね。

iPhoneはその仕様上、App Storeを介してアプリをダウンロードする必要性があるスマートフォンです。
エロを切り捨ててセキュリティを取ったと考えれば納得もするでしょう。
なんにしても、エロ目的でApp Storeを利用することはあまり無さそうですね。

最近ではゲームアプリの大胆な格好をしたキャラでも大丈夫なあたり、隠れるところが隠れていれば案外審査が通るようです。

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