イベント時のコスプレのマナーに関して
概要
今回はエロゲーとはあまり関係のない内容ですが、ご容赦を。コミックマーケット86(2014年8月末)が終わり、サークルや参加者は落ち着いてきた頃でしょう。
人によっては直ぐに次のイベントへ向けて作品を制作していると思います。
コミケに限らず、華やかな衣装を纏い、様々なイベントで見かける“コスプレ”をするコスプレイヤー(以下、レイヤー)。
“コスプレ”をする事自体は別に悪くはないのですが、やはり人が集まるとルールを守れないマナーの悪いレイヤーやカメラマンもいるようで、最早何をしに行ってるのか分からない方々がいます。
どんなことが迷惑行為なのか?
- 通路を塞いでの立ち話やサークルの目の前で写真撮影
- 撮影禁止エリアでの撮影
- 閉園時間を守らない
- ベンチやテーブルなど園内の物品を勝手に移動する
- カートを後ろ手で斜めに引いて歩き、他人の足を轢いても無視、造形物に引っかっかたら強引に引っ張る
- 無断でWEBなどに掲載etc
どれも参加サークルや他の参加者、場所を貸してくれている方々の迷惑になるのは分かり切った行為です。
レイヤーも許可もなくいきなり撮影されることもあるようで、長時間カメラマンに付きまとわれることもあるそうです。
大抵の場合、コスプレイヤーが女性でカメラマンが男性なので、追い回される側からしたら少し怖いでしょうね。
コスプレに限らず、撮影をする時はまず、許可を取りましょう。
それが最低限の一般常識というものですし、テンションが上がるのも分かりますが、まずは周りにも注意を向けましょう。
レイヤー同士での問題
コスプレメインのイベントで個人主宰や参加をするレイヤー同士でも「この人マナー悪いな」と思う人はいるみたいですね。- 初対面で「技術が低いから」と終始無視
- 約束した場所や時間すら守らずに勝手に受付、着替える。
- 初対面でのいきなりのタメ口。
- 自分達が撮影した後も壁際や窓際など、撮影に適したポイントに荷物を置いて占領。
- 「※併せ」と、伝えているのに既にいるキャラをやりたいからと強引にやる。
※「併せ又は合わせ」は複数の人数でコンセプトを合わせてコスプレをする集まりのこと。
参加条件などは主催者・主宰が決め、撮影よりも交流に趣きをおいています。(一つの作品に関連したキャラ被りの無いコスプレの集まり)
なんというか、レイヤー同士でも問題が起きることがあるみたいです…。
コスプレの注意事項
コスプレができるイベントでは、主な注意事項として下記のような例があります。- 露出が著しく、公然猥褻罪に該当する可能性のある衣装。
- 警察官・消防官・警備員といった業務上などの権限の伴う職種職業の制服。
- 金属製の武器・防具、銃刀法に該当する危険物。
- 高さ2m・幅1m のいずれかを超える衣装の禁止。
- ヘルメット、覆面、お面、眼帯や包帯といった視界を制限する衣装。
- あまりにも裾の長いスカートやマントなど床を引きずる衣装。
- 指定エリア以外での撮影禁止。
露出が高いコスプレや危険物はは言わずもがな、という感じ。
警察官などのコスプレは場合によっては公務執行妨害罪にあたる恐れがあります。
周囲に迷惑がかかると思われるコスプレはスタッフから修正するよう注意が入り、改善が見られないなどの場合には退場させられます。
他にも、スタッフがイベントの趣旨にあっていないコスプレと判断した場合も退場させられます。
一見すると縛りが多いように見える注意事項ですが、よほど変わったもので無い限りは注意されないかと思います。
もちろん、イベントによって細かく決められていますが、モラルがある人なら問題ないレベルの注意事項ばかり。
また、あまり記載されることがありませんが、コスプレした状態での入退場を禁止しているイベントもあります。
写真撮影についても、被写体の許可が必要だったり、事前に登録に必要な場合や動画撮影の禁止などがあります。
露出の多いレイヤーの増加
近年特に増えており、問題になっているのが“露出”の多いレイヤー。水着や下着に近い状態で一見しただけではAVの撮影かと思ってしまうほど肌の露出が多く、レイヤーの間でも物議を醸してします。
露出の多いコスプレはカメラマンからの注目度が高いため、積極的に肌を露出するレイヤーが後を絶ちません。
正直男としては眼福ではあるのですが、どんなイベントの場にもルールというものがあり、コミケにおいては以下の注意事項があります。
-
コミケットでは下記のコスプレは禁止しています
- 公然わいせつに該当する可能性のある、局部や下着が見える衣装
- 会場設備を汚損する恐れのある衣装
下着が見えてしまったという状況ならまだしも、セクシーという度を超えた肌の露出の多い衣装を第三者に訴えられることもあります。
また、自分から下着などを見せる行為も、公然わいせつに該当する可能性があります。
胸元の見える衣装に関してもニプレスやヌーブラといったものを使用するのが良いでしょう。
コミケでは過去に警察・諸官庁からコスプレの露出度の高さに指導が入り、一時はコスプレが禁止になる寸前にまでなりました。
コスプレをするにしても、しないにしても、色々な人々の努力によってイベントは行われていることを覚えておくべきでしょう。
ハロウィンの広がり
多くのコスプレイヤーはイベント会場でコスプレを行っており、公共の場でコスプレをすることは滅多にありません。仮面ライダーやバットマンのコスプレイヤーがバイクに乗ってることはあるでしょうが、交通ルールを守っていれば話題になる位で大きな問題になることはありません。
近年ではハロウィンが広まってきたこともあって、10月31日には多くの人がハロウィンのパレードを見たり、仮装して盛り上がったりしています。
一方でハロウィンだからと一部の人間のモラル無い言動が目立ち、ゴミのポイ捨て、公共物の破壊などが都心で問題になっています。
一緒にされたくないレイヤーの方もいるでしょうが、同一の存在とされていまうのが悲しいところ。
ハロウィンイベントで有名なレイヤーが招待されることも増えてきたので、そういったことも影響しているのかもしれません。
まとめ
マナーの悪い人達の所為でマナーを守って参加している人にまで迷惑がかかり、その結果規制が厳しくなることは珍しくありません。誰もが一般常識すらない人は付き合いたくないでしょうが、どうしても避けては通れない時もあります。
そんな時、どう対応するのか悩みところです。
あまりに迷惑行為が酷い場合は見て見ぬフリをするのではなく、心苦しいですが運営スタッフに注意をしてもらいましょう。
個人で注意をしても良いですが、問題が大きくなる可能性があります。
模型の祭典「ワンダーフェスティバル」では、「なぜフィギュアや模型があるのか?邪魔だ」とイベントの趣旨を理解せずにコスプレ参加する人も増えているようです。
中には、これではただの露出狂だろうと思う位に露出が高く、不快に感じるコスプレ?をする人もいます。
どの会場もコスプレ参加をする時のルールを設けています。
自分の欲求を満たす前に、まずは会場のルールをきちんと確認しましょう。
どのイベントもマナーを守ることでそのイベントは長続きします。
イベントは一人で作り上げるものではなく、多くの人々の手によって成り立っています。
どんなものも作り上げる時が一番苦労し、壊れる時は一瞬です。
その事をよく理解しておくことが大事です。
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