エロゲーのパッケージ(箱)はなぜ大きい?
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概要
エロゲーユーザーなら誰もが一度は疑問に思うことがあります。
それは、大きなあのパッケージのことです。
エロゲー以外のPCゲームも大きいパッケージを採用しています。
人によっては邪魔に思わないのかも知ませんが「ほんとうにこの大きさは必要なのか?」と思わずにはいられません。
高速ネット通信でエロゲーに限らずゲームはダウンロード販売が当たり前に今現在でもあの大きいパッケージです。
なぜ、エロゲー業界は大きいパッケージに拘るのでしょうか?
すごく…大きいです…。
中古を取り扱うような店舗によっては未成年の目に触れるところに置いてあります。しかも、あのパッケージの大きさなので目立ちます。
そりゃあ、そんなの見たら気になっちゃいますよ。
「青少年への影響が~」というのも仕方ない気もします。
この場合は商品を管理している店側の問題です。
だが、青少年より”影響を受けているどこかの団体さん”にはそれが分からない。
しかし、なぜあんなにも「大きいパッケージ」なのでしょう?
パッケージが大きいことによる不満点
基本的にエロゲーをDL版があるにも関わらずパッケージ版を購入する人の多くが特典目当てだったり、所有感やコレクションすることに満足感を感じています。しかし、一方で棚に収納した時、サイズが統一されていないので自然と凹凸な状態になり、棚の高さを常に大きいパッケージに合わせる必要があるなど不便さがあります。
平置きにして積み重ねるというのも良いですが、数が多いと崩れた際に大変なことになります。
また、最近ではエロゲは通販で購入する人がほとんどでしょうが、店舗で購入して持って帰る際にも少し不便さを感じます。
結局のところ、物を置く場所には限りがあるので、パッケージは小さい方が良いという意見が出てきました。
憶測
ネットではエロゲーのパッケージが大きい理由を昔から議論されいるみたいですね。以下にそれらを少しまとめてみました。
憶測 その1
- 店頭宣伝効果がある
- 万引き防止になる
- 特典を入れられる
あれだけ大きいので、この推測には少し納得。
しかし、最近のCD・DVD・BDやゲームには「万引き防止」用のタグが付けられている店舗が多いです。
「万引き防止」用のタグが付いていない店舗もありますが、エロゲーだけパッケージが大きい理由には説得力に欠ける気がします。
あと、今の時代、店頭よりもネット通販で買うユーザーの方が多いのではないでしょうか?
予約特典などはパッケージとは別に渡されることが多く、店舗別に特典が違うことも珍しくないです。
パッケージとは別々に特典を渡さなければ店舗ごとにパッケージに封入してから納品する手間が掛かり、無駄なコストが発生します。
基本的に特典を同梱する場合は、どこで購入してもそのパッケージ版を買えば必ず付いてくるものでない限り、パッケージを大きくする必要性は薄いです。
憶測 その2
- 大きな箱でないと値段相応の満足感を得られない。
- 特典を入れるのに大きいほうが良い。
これに関しては個人の感想であって憶測ではないですね。
特典やゲーム内容に満足するかどうかというのはユーザーが判断をするものです。
箱と値段は大きいのに中身が伴なっていないゲームはエロゲーに限らず家庭用ゲームソフトにもありますし。
特典を入れるという意見もありますが、特典を入れられるパッケージの場合は基本的に同梱されており、通常のパッケージでは小物を入れられるほどのスペースは無いことの方が多いです。
ただ、この意見が売上げに影響しないとは言えないです。
ユーザーの満足度が高ければ次回作も購入してくれる可能性があるので。
メーカー側のデメリット
今度は逆にメーカー側の立場になって考えてみます。パッケージが大きいという事はそれだけ「コスト」が掛かります。
大きな箱にカラー印刷して、更には加工するより、DVDやBDケースのようなトールケースのほうが安上がりなのでは?と思うわけです。
とはいえ、最近はパッケージのスリム化をしているメーカーもあるので、少なからずコストの影響を受けていると思います。
あとは、通販での購入やDL版が主流になってきたことも考えられるでしょうね。
他になにか説得力のある情報はないものかと探しているとこんな意見がありました。
「昔のエロゲーはフロッピーディスク18枚組とかあった」
その名残りで今もパッケージが大きいのではないか?というもの。
名残りというものは“変えようとしない限りは残る”ものです。
パッケージが大きい理由、それはエロゲー業界におけるある種の“伝統”なのではないでしょうか?
そもそも何が入っているのか?
普段パッケージ版のエロゲーを購入しない人には一体何が入っているのだろうか?と思うでしょう。多くのエロゲーの箱にはPCにソフトをインストールするディスクが1枚か2枚だけしか入っていません。
エロゲーに限らずPCソフトは大体がこんな感じで、他に入っていても取扱い説明書位なものです。
つまり特典が入っていなければ、基本無駄なスペースが内容を占めています。
大きいパッケージということで話題になったRicottaの「ワルキューレロマンツェ More & More」の場合はディスクが2枚組で入っています。
薄型の大きい箱ですが厚みは無く、美麗なイラストをパッケージでも楽しめるような仕様になっています。
また、更に大きいパッケージのLoseの「ものべの-happy end-」豪華版には、抱き枕カバーなどが入っているので、とんでもない大きさになっています。
あれを持って帰れる人はある意味勇者ですよ。
まとめ
パッケージを持っておきたいという所有欲はあっても、ダウンロード版ではこの所有欲を満たせません。パッケージ版に付く特典だけ取って残りを売却して、ダウンロード版を購入する人もいますが、手間を考えるとやはりパッケージを小さくして欲しいと思ったり…。
結局のところ憶測の域を出ず、結論も出ていないのが現状です。
今後もこのような議論が続いていくのでしょう。
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